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日本初!「放流の科学的指針」 [釣場・自然環境]

先日の新聞に、日本魚類学会がまとめられた「放流ガイドライン」の事が載っていました。
日本魚類学会のH.P http://www.fish-isj.jp/index.html を見てみると、正式には
「生物多様性の保全をめざした魚類の放流ガイドライン」
というものが策定されたらしい。
当学会H.Pの‘おしらせ’から見る事が出来るので、皆さんも是非ご一読下さい。

この内容は、淡水魚の増殖方法として‘放流’という手段をとる事の是非や、具体的な手法について、科学的な知見からまとめられたガイドラインなわけです。
画期的なのは、基本的考え方としてある種の保全・維持のために‘放流’という手段をとる事の是非を最初に問いかけている事と思います。

学術的視点と実際社会における方法論の間にある程度の温度差があるのはやむを得ないとしても、現在の内水面漁場管理を顧みるとあまりにもこの温度差が大きい・・・というかほとんど‘社会的事情’でモノゴトが決まっているような気がするのです。
例えば、漁協の予算的事情で増殖量が決まってしまっていたり。
放流以外の増殖方法が検討されている事なんてあまり無いみたいだし。
そもそも、‘産卵床造成’とか‘発眼卵埋設’が、増殖手段としてカウントされる仕組みが無いところも多いみたいだし。
あぁ、話がエスカレートしそう・・・。
実際の河川管理者の方々や、それを監督する立場の方々にはもう少し科学的視点というものを意識して頂きたいものである。
河川を中心とした自然を管理する事について、その法律的な権利を最も強力に認められた団体としての自覚をもって。

ご紹介した「放流ガイドライン」では、前提として
「主として野生集団の保全を目的とする放流のためのものである.それ以外の目的を含む水産業やレジャーペット投棄などに伴う放流行為を対象としない.」
(・・・同ガイドライン‘はじめに’より引用)
との趣旨が記されています。が、一方で
「しかし,これらの放流も,生物多様性の保全に反して実施されることは望ましくないため,共通する検討事項は多いはずである.」
(・・・同上引用)
との記載も。
この辺を踏まえて、まあ役回りとしては全内漁連さんあたりに
「生物多様性と内水面有効利用の持続的発展をめざした淡水魚類の増殖ガイドライン」
みたいなのを取りまとめてもらえないもんでしょうかネ??


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